唾液腺腫瘍になったら 〜癌治療・がん保険・ガン検診〜

唾液腺腫瘍とは何か?まずは知識を深めよう

唾液腺腫瘍と診断されたからといって愕然としたまま過ごすわけにはいきません。

まずは唾液腺腫瘍に関する知識を深めて、自分の中がどういった状態なのか、どうなるのか、どうすればいいのかを理解するところから始めましょう。そうすると自ずと何をしなければならないのかが見えてくるはずです。サポートをする周りの家族の方も一緒に知識を深められればより一層、生活に安定感が出るでしょう。

▼ 唾液腺腫瘍とは ▼

唾液腺腫瘍(だえきせんしゅよう)は、大唾液腺(耳下腺・顎下腺・舌下腺)や、小唾液腺に起こる腫瘍の総称で、これらはいずれもつばを作るための器官です。

耳下腺は名称とおり耳の前から下付近、皮膚のごく下の浅い位置に位置します。
顎下腺も名称とおり顎(あご)の下にあります。
あごのえらの部分と正中の間付近にあり、形と大きさはクルミサイズあり、左右1つずつあります。
舌下腺口の中で床の部分にあたる部位、粘膜下の前寄りにあります。
こちらも左右に1つずつあります。
これら唾液腺には良性の腫瘍、悪性の腫瘍いずれも発生し、悪性腫瘍は癌腫、悪性リンパ腫に分類されます。良性腫瘍であっても、癌化するケースもあります。
発生場所によって、耳下腺良性腫瘍、耳下腺癌、顎下腺悪性リンパ腫等に分類され、
発生率では耳下腺が最も起こりやすく、次いで顎下腺にて発症しやすいと言われています。

▼ 発症率・再発率・生存率・リスク要因 ▼

  発症率  
発症率は低め。頭頸部がんの5%程度と言われています。

  年齢別の発症率  
30歳〜50歳代の間で発症率のピークを迎えます。

▼ 放射線リスク・関連性について ▼

放射線照射における発がん性へのリスク要因は、以前から懸念されていました。
診断用エックス線は、人工的である放射線源としては最も線量の大きいもので、
世界平均の年間被ばく線量の15%を占めると言われていて、
診断用エックス線による発がんリスクはこれまでも問題視されてきました。
ただ、被ばく量や癌の部位・進行状態ごとの詳細な関連性のデータはなく、
あくまで「リスク要因の1つ」として挙げられるものです。

2011年に日本で起こった放射能漏れ事故に伴い、放射線と発がんリスクについてが問題視されています。
ここでは、診断用エックス線を調査対象とした全世界のリスク要因データを基に記述しております。
具体的な数字やデータに責任の追えるものではありませんが、参考程度と考えて頂ければ幸いです。

診断用エックス線による75歳までの発がん累積リスクの推定値は、世界平均は約3%と言われています。
この数字は、先進15カ国を抜粋し計算されていて、被ばく頻度によりその推定値は大きく変動が予想されます。
リスク要因が高い数字で示された癌は男性では膀胱がん、大腸がんと白血病の順。
女性では大腸がん、肺がん、乳がんの順となっています。

初期症状・症状について

  耳下腺がんの症状  
◆耳下部、耳前部の腫れ・しこり(特に痛みを伴う際には要注意)
◆顔面神経麻痺

  顎下腺がんの症状  
◆顎下腺の腫れ・しこり(特に痛みを伴う際には要注意)

  舌下腺がんの症状  
◆口腔底部・オトガイ下部の腫れ・しこり

最新の診断方法

初期診断は主に問診、視診、触診が行われます。
この段階で唾液腺腫瘍の疑いがあれば、次の段階として画像診断検査が行われます。
超音波エコー、MRI、CT等を使い、腫瘍の存在を確認します。
さらに腫瘍が悪性なのかどうかを調べるため、腫瘍の一部に針を刺し細胞を注射針に吸引し、
細胞を顕微鏡で見る穿刺吸引細胞診検査を行います。

唾液腺腫瘍に対抗するための治療法・抗がん剤

唾液腺腫瘍を治療するための最新医療。

治療方法はほとんどのケースで外科手術が行われます。
手術により進行の進んだ腫瘍でも外科手術で治療が可能です。
転移の有無がある際や高齢者、重い合併症を持つ場合など例外を除き、外科手術が選択されます。

▼ 外科療法 ▼

悪性腫瘍の組織を含めた周りの正常組織も同時に切除するのが一般的です。
悪性腫瘍のある部位により処置箇所は異なります

▼ その他の治療法 ▼

唾液腺腫瘍に関しては、放射線治療や薬物投与といった、いわゆる化学療法は現在、
有効な手段ではないと言われています。
唾液腺腫瘍の中にも放射線への感受性が高いと言われる腫瘍も発見されており、
それらの腫瘍については治療の一環として放射線治療や化学療法が行われる事もあります。
又、悪性度の高い唾液腺腫瘍については、サポート的な役割・再発防止策として、
放射線治療・抗がん剤を用いる治療を選択する必要がある、とも言われてます。

唾液腺腫瘍になったら

唾液腺腫瘍と診断されたからといって愕然としたまま過ごすわけにはいきません。

診断された数日〜数週間は現実を受け入れられなくて悩み、葛藤し、自暴自棄になり気が立ってサポートしてくれるはずの家族や友人・スタッフに当たり散らすのはごく自然で人間らしい行動です。人間は誰しもがんという病に侵される可能性を持って生れます。それが人よりも早いか遅いか、寿命よりも早いか遅いかの問題です。現代人の寿命が延びれば延びるだけ、寿命よりも病魔に侵される人が多くなります。

今、自分が病魔に侵されたと解った現実こそが運が良かったと思えるときがくるように前に一歩踏み出しましょう。

まず、病気をきちんと治療してくれる病院を見つけることから始めて、口コミや人気、評判を参考に有名な病院で自分に合った専門医を探しましょう。次に始めなければならないのが精神面のケアになります。精神面のケアは自分自身でも出来る対抗手段のひとつで、これからの人生にとってとても大切なターニングポイントです。

地域ごとに同じ病気で悩んでいる人たちと悩みを聞きあったり、苦労を分かち合ったりするサークルや集まりがあります。また、地域や病院によってはがんに関する知識を付けてもらおうとそれぞれの講座を開催しているところもあります。

目の前の敵に対して確固たる姿勢を見せつけてやりましょう。