肺がんになったら 〜癌治療・がん保険・ガン検診〜

肺がんとは何か?まずは知識を深めよう

肺がんと診断されたからといって愕然としたまま過ごすわけにはいきません。

まずは肺癌に関する知識を深めて、自分の中がどういった状態なのか、どうなるのか、どうすればいいのかを理解するところから始めましょう。そうすると自ずと何をしなければならないのかが見えてくるはずです。サポートをする周りの家族の方も一緒に知識を深められればより一層、生活に安定感が出るでしょう。

▼ 肺がんとは ▼

発症箇所により大きく小細胞がんと、非小細胞がんの2つに分類されます。
◆非小細胞肺ガン:肺ガンの8割を占める。
  腺がん、扁平上皮がん、大細胞がん、腺扁平上皮がんなどの組織型に分類されます。
◆小細胞ガン:全体の20%

上記2つを併せ、日本人に最も起こりやすい癌が、肺ガンです。
中でも腺がんは、肺癌の中で最もかかりやすく、男性肺癌患者の40%、女性肺癌患者では70%以上と言われています。

▼ 発症率・再発率・生存率・リスク要因 ▼

  発症率  
喫煙による発症率の高まりが確認されています。 そのため、男性の発症率は女性の約4倍と言われています。 又、ガンによる死亡率は男性で第1位、女性で第2位で、
肺癌が死亡率の高いものであると物語っています。

  年齢別の発症率  
40歳から急増します。
喫煙を見直す傾向が始まった1990年代頃より、発症率は低下しています。

  地域分布  
欧米人に多いと言われています。

  リスク要因  
◆喫煙
◆アスベスト
◆砒素(ひそ)
◆放射線

  期待される予防効果  
◆以前取り上げられたベータカロテンについては、
  期待される効果が得られないというデータも出ています。


肺ガンを考える上で、もはや喫煙習慣を抜きには語られなくなってきてきます。
受動喫煙によるリスク増加も、化学的根拠として認められています。

▼ 放射線リスク・関連性について ▼

放射線照射における発がん性へのリスク要因は、以前から懸念されていました。
診断用エックス線は、人工的である放射線源としては最も線量の大きいもので、
世界平均の年間被ばく線量の15%を占めると言われていて、
診断用エックス線による発がんリスクはこれまでも問題視されてきました。
ただ、被ばく量や癌の部位・進行状態ごとの詳細な関連性のデータはなく、
あくまで「リスク要因の1つ」として挙げられるものです。

2011年に日本で起こった放射能漏れ事故に伴い、放射線と発がんリスクについてが問題視されています。
ここでは、診断用エックス線を調査対象とした全世界のリスク要因データを基に記述しております。
具体的な数字やデータに責任の追えるものではありませんが、参考程度と考えて頂ければ幸いです。

診断用エックス線による75歳までの発がん累積リスクの推定値は、世界平均は約3%と言われています。
この数字は、先進15カ国を抜粋し計算されていて、被ばく頻度によりその推定値は大きく変動が予想されます。
リスク要因が高い数字で示された癌は男性では膀胱がん、大腸がんと白血病の順。
女性では大腸がんに次いで2番目にリスク要因が高い癌として肺がんが挙げられています。

初期症状・症状について

  風邪に似た症状  
◆ずっと続く咳
◆喘鳴(呼吸の際にぜーぜーと音がする)
◆胸痛
◆血痰
◆息切れ
◆発熱

  ホルモン産生による症状  
◆肥満
◆顔が丸くなる
◆皮膚の色が黒くなる
◆血圧が高くなる
◆血糖値が高くなる

最新の診断方法

  レントゲン撮影  
胸部をレントゲン検査で判断が可能な場合も多いです。

  痰検査  
ガンと特定するための顕微鏡検査を行います。
多くの場合、痰を採取して細胞検査を行います。

肺がんに対抗するための治療法・抗がん剤

肺がんを治療するための最新医療。

治療方法は大きく外科療法・放射線療法・薬物療法とがあります。 外科療法・放射線療法は「局所療法」と呼ばれ治療を行った部分にだけ効果が期待でき、
薬物療法では「全身療法」としての効果が期待されます。

▼ 外科療法 ▼

◆患部のみ部分切除
◆肺葉切除:右肺の上葉、中葉、下葉、左肺なら上葉、下葉のうちのひとつか2つを切除
◆片側の肺すべてを切除

早期の場合に大変有効な治療法です。

▼ 放射線療法 ▼

1日1回の放射線治療を週5回、1〜2カ月の間行います。
最近では小細胞肺がんに対し、1日2回治療を行う加速多分割照射も導入されています。
最近は、副作用軽減のため癌病巣のみに集中的照射が行われるようになりました。

▼ 薬物療法 ▼

静脈注射、点滴静脈注射、内服により抗がん剤を服用します。
多くの場合、1種類、あるいは2種類の抗がん剤を併用します。

▼ レーザー治療 ▼

レーザー光線を照射して治療する方法で、副作用、後遺症が少ない治療法です。
ガンが発生している部位など使用が限定されています。

肺がんになったら

肺がんと診断されたからといって愕然としたまま過ごすわけにはいきません。

診断された数日〜数週間は現実を受け入れられなくて悩み、葛藤し、自暴自棄になり気が立ってサポートしてくれるはずの家族や友人・スタッフに当たり散らすのはごく自然で人間らしい行動です。人間は誰しもがんという病に侵される可能性を持って生れます。それが人よりも早いか遅いか、寿命よりも早いか遅いかの問題です。現代人の寿命が延びれば延びるだけ、寿命よりも病魔に侵される人が多くなります。

今、自分が病魔に侵されたと解った現実こそが運が良かったと思えるときがくるように前に一歩踏み出しましょう。

まず、病気をきちんと治療してくれる病院を見つけることから始めて、口コミや人気、評判を参考に有名な病院で自分に合った専門医を探しましょう。次に始めなければならないのが精神面のケアになります。精神面のケアは自分自身でも出来る対抗手段のひとつで、これからの人生にとってとても大切なターニングポイントです。

地域ごとに同じ病気で悩んでいる人たちと悩みを聞きあったり、苦労を分かち合ったりするサークルや集まりがあります。また、地域や病院によってはがんに関する知識を付けてもらおうとそれぞれの講座を開催しているところもあります。

目の前の敵に対して確固たる姿勢を見せつけてやりましょう。