胃粘膜下腫瘍になったら 〜癌治療・がん保険・ガン検診〜

胃粘膜下腫瘍とは何か?まずは知識を深めよう

胃粘膜下腫瘍と診断されたからといって愕然としたまま過ごすわけにはいきません。

まずは胃粘膜下腫瘍に関する知識を深めて、自分の中がどういった状態なのか、どうなるのか、どうすればいいのかを理解するところから始めましょう。そうすると自ずと何をしなければならないのかが見えてくるはずです。サポートをする周りの家族の方も一緒に知識を深められればより一層、生活に安定感が出るでしょう。

▼ 胃粘膜下腫瘍とは ▼

胃粘膜下腫瘍は、胃の粘膜層よりも深い部位にある胃壁内にて起こります。
胃に起こる腫瘍であるため、悪性の場合は胃がんと総称される場合もあります。
胃の壁は、粘膜層、粘膜下層、筋層、漿膜層より構成されています。
胃にできる腫瘍は、胃の粘膜から起こる上皮性腫瘍(いわゆるポリープや癌など)と、
粘膜より深い部位から起こった非上皮性腫瘍(粘膜下腫瘍)とに大きく分けられます。

粘膜下腫瘍はさらに、筋原性腫瘍、迷入膵、神経性腫瘍、カルチノイド腫瘍、顆粒細胞腫、
悪性リンパ腫、脂肪腫などに分類されます。

▼ 発症率・再発率・生存率・リスク要因 ▼

※発症率・リスク要因などは胃ガンを元にしたデータです。

  発症率  
日本人では、女性より男性の発症率が高くなっています。

  年齢別の発症率  
40歳から急増します。
がんによる死亡率で男性は第2位、女性は第1位です。

  地域分布  
中国、日本、韓国などの東アジアで多くなっています。
白人の発症率は低く、日本国内では東北地方の日本海側で発症率は高くなり、
南九州、沖縄で低い「東高西低」型となっています。

  リスク要因  
◆喫煙
◆多量飲酒
◆高塩食品(塩干魚、漬物など)の摂取
◆野菜・果物の摂取不足
◆ヘリコバクターピロリ菌の感染

  期待される予防効果  
◆食事:ビタミンC,ビタミンAの摂取が予防効果を期待され、注目されています。

▼ 放射線リスク・関連性について ▼

放射線照射における発がん性へのリスク要因は、以前から懸念されていました。
診断用エックス線は、人工的である放射線源としては最も線量の大きいもので、
世界平均の年間被ばく線量の15%を占めると言われていて、
診断用エックス線による発がんリスクはこれまでも問題視されてきました。
ただ、被ばく量や癌の部位・進行状態ごとの詳細な関連性のデータはなく、
あくまで「リスク要因の1つ」として挙げられるものです。

2011年に日本で起こった放射能漏れ事故に伴い、放射線と発がんリスクについてが問題視されています。
ここでは、診断用エックス線を調査対象とした全世界のリスク要因データを基に記述しております。
具体的な数字やデータに責任の追えるものではありませんが、参考程度と考えて頂ければ幸いです。

診断用エックス線による75歳までの発がん累積リスクの推定値は、世界平均は約3%と言われています。
この数字は、先進15カ国を抜粋し計算されていて、被ばく頻度によりその推定値は大きく変動が予想されます。
リスク要因が高い数字で示された癌は男性では膀胱がん、大腸がんと白血病の順。
女性では大腸がん、肺がん、乳がんの順となっています。

初期症状・症状について

腹部不快感・吐血・下血。

最新の診断方法

まずは通常、胃X線や内視鏡検査で診断します。
しかし胃粘膜下腫瘍は粘膜の下におおもとの腫瘍が起こるため、内視鏡検査のみでは診断は難しいです。
そのため、表面に潰瘍などの病変が現れている場合には、病変の採取を行う生検を行うか、
超音波内視鏡検査を用いて検査が行われます。
近年、超音波内視鏡を用いて生検も行えるようになりました。
そのほかには腹部超音波や腹部CT検査なども用いられますが、これらは極小さな腫瘍の発見が難しく、
腫瘍が3cm以上ないと診断ができないといわれています。

胃粘膜下腫瘍に対抗するための治療法・抗がん剤

大きさが4〜5cm以上になると悪性腫瘍であるケースが多いため手術が行われますが、
胃粘膜下腫瘍は小さいものであれば良性の場合が多く、経過観察が行われます。
経過観察中に大きさや形態に変化がみられるようであれば、手術・検査が検討されます。
手術は腫瘍の部分だけを切除する胃部分切除術が行われるか、腫瘍が胃壁の筋層よりも浅い場所にあれば
内視鏡による摘出が可能な場合があります。

胃がんを治療するための最新医療。

治療方法は大きく外科療法・放射線療法・薬物療法とがあります。
外科療法・放射線療法は「局所療法」と呼ばれ治療を行った部分にだけ効果が期待でき、
薬物療法では「全身療法」としての効果が期待されます。

▼ 外科療法 ▼

がん細胞の組織を含めた周りの正常組織も同時に切除するのが一般的です。
がん細胞のある部位により処置箇所は異なります。

▼ 放射線療法 ▼

放射線にはがん細胞を死滅させる効果があり、ガン組織を破壊させるのに有効です。
又、放射線治療では放射線照射をした部位にだけ効果があるという有用性があります。

▼ 薬物療法 ▼

薬物療法では多かれ少なかれ副作用が想定されます。
副作用は人により症状の重さ・軽さなどが違ってきます。
薬物療法は副作用が起こる個人差の大きい治療法ですので、十分な説明を受け、知識を深めることも大切です。

胃粘膜下腫瘍になったら

胃粘膜下腫瘍と診断されたからといって愕然としたまま過ごすわけにはいきません。

診断された数日〜数週間は現実を受け入れられなくて悩み、葛藤し、自暴自棄になり気が立ってサポートしてくれるはずの家族や友人・スタッフに当たり散らすのはごく自然で人間らしい行動です。人間は誰しもがんという病に侵される可能性を持って生れます。それが人よりも早いか遅いか、寿命よりも早いか遅いかの問題です。現代人の寿命が延びれば延びるだけ、寿命よりも病魔に侵される人が多くなります。

今、自分が病魔に侵されたと解った現実こそが運が良かったと思えるときがくるように前に一歩踏み出しましょう。

まず、病気をきちんと治療してくれる病院を見つけることから始めて、口コミや人気、評判を参考に有名な病院で自分に合った専門医を探しましょう。次に始めなければならないのが精神面のケアになります。精神面のケアは自分自身でも出来る対抗手段のひとつで、これからの人生にとってとても大切なターニングポイントです。

地域ごとに同じ病気で悩んでいる人たちと悩みを聞きあったり、苦労を分かち合ったりするサークルや集まりがあります。また、地域や病院によってはがんに関する知識を付けてもらおうとそれぞれの講座を開催しているところもあります。

目の前の敵に対して確固たる姿勢を見せつけてやりましょう。