耳下腺腫瘍になったら 〜癌治療・がん保険・ガン検診〜

耳下腺腫瘍とは何か?まずは知識を深めよう

耳下腺腫瘍と診断されたからといって愕然としたまま過ごすわけにはいきません。

まずは耳下腺腫瘍に関する知識を深めて、自分の中がどういった状態なのか、どうなるのか、どうすればいいのかを理解するところから始めましょう。そうすると自ずと何をしなければならないのかが見えてくるはずです。サポートをする周りの家族の方も一緒に知識を深められればより一層、生活に安定感が出るでしょう。

▼ 耳下腺腫瘍とは ▼

耳下腺は名称とおり耳の前から下付近、皮膚のごく下の浅い位置に位置します。
耳下腺、顎下腺(がくかせん)、舌下腺(ぜっかせん)の大唾液腺と、口腔内の小唾液腺とを総称し、
唾液腺腫瘍と総称される場合もあります。
耳下腺腫瘍は唾液腺腫瘍の中でも最も発症率が高く、悪性のものは耳下腺ガンと称されます。

耳下腺は名称とおり耳の前から下付近、皮膚のごく下の浅い位置に位置します。

▼ 発症率・再発率・生存率・リスク要因 ▼

  発症率  
発症率は低め。頭頸部がんの5%程度と言われています。
又、唾液腺腫瘍の7割が、耳下腺腫瘍と言われています。

  年齢別の発症率  
30歳〜50歳代の間で発症率のピークを迎えます。

  リスク要因  
2008年、イスラエルの研究チームより、耳下腺腫瘍のリスク要因について研究がまとめられています。
それによる耳下腺腫瘍のリスク要因は、携帯電話の多用。
携帯電話の多用者は良性・悪性いずれも耳下腺腫瘍への高いリスクがあるとの結果がでており、
特に携帯電話を顔の横に当て使用する多用者に対する耳下腺腫瘍発生リスクが、
携帯電話を使用しない人に対して約50%も増加すると言われています。

▼ 放射線リスク・関連性について ▼

放射線照射における発がん性へのリスク要因は、以前から懸念されていました。
診断用エックス線は、人工的である放射線源としては最も線量の大きいもので、
世界平均の年間被ばく線量の15%を占めると言われていて、
診断用エックス線による発がんリスクはこれまでも問題視されてきました。
ただ、被ばく量や癌の部位・進行状態ごとの詳細な関連性のデータはなく、
あくまで「リスク要因の1つ」として挙げられるものです。

2011年に日本で起こった放射能漏れ事故に伴い、放射線と発がんリスクについてが問題視されています。
ここでは、診断用エックス線を調査対象とした全世界のリスク要因データを基に記述しております。
具体的な数字やデータに責任の追えるものではありませんが、参考程度と考えて頂ければ幸いです。

診断用エックス線による75歳までの発がん累積リスクの推定値は、世界平均は約3%と言われています。
この数字は、先進15カ国を抜粋し計算されていて、被ばく頻度によりその推定値は大きく変動が予想されます。
リスク要因が高い数字で示された癌は男性では膀胱がん、大腸がんと白血病の順。
女性では大腸がん、肺がん、乳がんの順となっています。

初期症状・症状について

  耳下腺がんの症状  
◆耳下部、耳前部の腫れ・しこり(特に痛みを伴う際には要注意)
◆顔面神経麻痺

最新の診断方法

初期診断は主に問診、視診、触診が行われます。
この段階で耳下腺腫瘍の疑いがあれば、次の段階として画像診断検査が行われます。
超音波エコー、MRI、CT等を使い、腫瘍の存在を確認します。
さらに腫瘍が悪性なのかどうかを調べるため、腫瘍の一部に針を刺し細胞を注射針に吸引し、
細胞を顕微鏡で見る穿刺吸引細胞診検査を行います。

耳下腺腫瘍に対抗するための治療法・抗がん剤

耳下腺腫瘍を治療するための最新医療。

治療方法はほとんどの場合、外科手術が行われます。
手術により進行の進んだ腫瘍でも外科手術で治療が可能です。
転移の有無がある際や高齢者、重い合併症を持つケースを例外を除き、外科手術が選択されます。

▼ 外科療法 ▼

がん細胞の組織を含めた周りの正常組織も同時に切除するのが一般的です。
がん細胞のある部位により処置箇所は異なります

  耳下腺浅葉切除術  
腫瘍部と併せ、耳下腺浅葉を併せて切除する方法です。

  耳下腺全摘術  
腫瘍が耳下腺内に納まっているのが前提ですが、術前に癌の診断がついており、
さらに腫瘍がある程度の大きさがあるもの、深葉や耳下腺全域にまで及ぶ際に適用されます。

  耳下腺浅葉切除術  
耳下腺外の周辺組織を併せて切除します。
耳下腺腫瘍においては、広く適用される手術方法です。
腫瘍近くの皮膚、周囲の筋肉、耳の軟骨や、下あごの骨の一部や側頭骨の一部も併せて切除します。

耳下腺腫瘍になったら

耳下腺腫瘍と診断されたからといって愕然としたまま過ごすわけにはいきません。

診断された数日〜数週間は現実を受け入れられなくて悩み、葛藤し、自暴自棄になり気が立ってサポートしてくれるはずの家族や友人・スタッフに当たり散らすのはごく自然で人間らしい行動です。人間は誰しもがんという病に侵される可能性を持って生れます。それが人よりも早いか遅いか、寿命よりも早いか遅いかの問題です。現代人の寿命が延びれば延びるだけ、寿命よりも病魔に侵される人が多くなります。

今、自分が病魔に侵されたと解った現実こそが運が良かったと思えるときがくるように前に一歩踏み出しましょう。

まず、病気をきちんと治療してくれる病院を見つけることから始めて、口コミや人気、評判を参考に有名な病院で自分に合った専門医を探しましょう。次に始めなければならないのが精神面のケアになります。精神面のケアは自分自身でも出来る対抗手段のひとつで、これからの人生にとってとても大切なターニングポイントです。

地域ごとに同じ病気で悩んでいる人たちと悩みを聞きあったり、苦労を分かち合ったりするサークルや集まりがあります。また、地域や病院によってはがんに関する知識を付けてもらおうとそれぞれの講座を開催しているところもあります。

目の前の敵に対して確固たる姿勢を見せつけてやりましょう。