卵巣がんになったら 〜癌治療・がん保険・ガン検診〜

卵巣がんとは何か?まずは知識を深めよう

卵巣がんと診断されたからといって愕然としたまま過ごすわけにはいきません。

まずは卵巣癌に関する知識を深めて、自分の中がどういった状態なのか、どうなるのか、どうすればいいのかを理解するところから始めましょう。そうすると自ずと何をしなければならないのかが見えてくるはずです。サポートをする周りの家族の方も一緒に知識を深められればより一層、生活に安定感が出るでしょう。

▼ 卵巣がんとは ▼

卵巣にできる癌の総称です。
そのため、卵巣器を持たない男性は発症せず、女性特有の病気です。

卵巣ガンの9割は卵巣の表層である上皮性にできる腫瘍です。
とはいえ、卵巣にできる腫瘍の約8割は良性腫瘍であると言われています。
卵巣にできる腫瘍は3つに分類され、良性腫瘍と悪性腫瘍(いわゆる癌)、
加えて良性と悪性の中間的な性格を持つ腫瘍とがあります。
上皮性腫瘍は細胞の型によりさらに5つに分類されていて、それぞれ異なった性質をしています。

▼ 発症率・再発率・生存率・リスク要因 ▼

  発症率  
女性の70人に1人に起こると言われています。

  年齢別の発症率  
40歳から急増し、50歳代で発症率のピークを迎えます。80歳以上では再び増加します。

  リスク要因  
◆出産歴がない
◆肥満
◆排卵誘発剤の使用
◆家族歴

  期待される予防効果  
◆経口避妊薬の使用


現在、婦人科系の癌の中で2番目に発症率が高くなっています。

▼ 放射線リスク・関連性について ▼

放射線照射における発がん性へのリスク要因は、以前から懸念されていました。
診断用エックス線は、人工的である放射線源としては最も線量の大きいもので、
世界平均の年間被ばく線量の15%を占めると言われていて、
診断用エックス線による発がんリスクはこれまでも問題視されてきました。
ただ、被ばく量や癌の部位・進行状態ごとの詳細な関連性のデータはなく、
あくまで「リスク要因の1つ」として挙げられるものです。

2011年に日本で起こった放射能漏れ事故に伴い、放射線と発がんリスクについてが問題視されています。
ここでは、診断用エックス線を調査対象とした全世界のリスク要因データを基に記述しております。
具体的な数字やデータに責任の追えるものではありませんが、参考程度と考えて頂ければ幸いです。

診断用エックス線による75歳までの発がん累積リスクの推定値は、世界平均は約3%と言われています。
この数字は、先進15カ国を抜粋し計算されていて、被ばく頻度によりその推定値は大きく変動が予想されます。
リスク要因が高い数字で示された癌は男性では膀胱がん、大腸がんと白血病の順。
女性では大腸がん、肺がん、乳がんの順となっています。

初期症状・症状について

  しこり  
初期症状が出にくいのが特徴ですが、腫瘍が大きくなると下腹部にしこりを感じたり、
腹部の圧迫感、膀胱が圧迫され頻尿といった症状が現れます。

  転移による症状  
◆腹水による腹部肥大
◆胸水による息切れ

最新の診断方法

  触診  
しこりは感じられる程の大きさであれば婦人科にて発見が可能です。
ガンが疑われた際は、超音波、CT、MRI等の画像診断により腫瘍の性質良性か悪性かを検査します。

  腫瘍マーカー  
腫瘍マーカーとは、ガンによって特徴的な物質を産生するものの事。
これを調べることにより、ガンの存在を苦痛の少ない検査方法により特定可能です。
卵巣ガンではCA125という糖タンパクが有効とされてきました。
これにより血液検査だけで卵巣がんとわかるケースがあります。
ただ、早期がんでの陽性率は大変低くなっています。
また、若い女性の中には正常の状態でもCA125陽性の人がおり、特定は難しくなっています。

卵巣がんに対抗するための治療法・抗がん剤

卵巣がんを治療するための最新医療。

治療方法は大きく外科療法・放射線療法・薬物療法とがあります。 外科療法・放射線療法は「局所療法」と呼ばれ治療を行った部分にだけ効果が期待でき、
薬物療法では「全身療法」としての効果が期待されます。

▼ 外科療法 ▼

がん細胞の組織を含めた周りの正常組織も同時に切除するのが一般的です。
部位、転移の状態、年齢によって切除の方法は異なります。

▼ 放射線療法 ▼

◆外照射:身体の外から高エネルギーX線を照射
◆内照射:放射性リン溶液を腹腔内に注入して内部から照射

以前は放射線治療が主流でしたが、現在は薬物治療にとって代わられています。

▼ 薬物療法 ▼

薬物療法では多かれ少なかれ副作用が想定されます。
副作用は人により症状の重さ・軽さなどが違ってきます。
薬物療法は副作用が起こる個人差の大きい治療法ですので、十分な説明を受け、知識を深めることも大切です。

  抗がん剤  
注射薬や内服薬を用いた治療法です。
卵巣ガンは比較的抗がん剤の効果の高い癌とされてます。

◆副作用は、吐き気、食欲低下、脱毛、手足のしびれ。

卵巣がんになったら

卵巣がんと診断されたからといって愕然としたまま過ごすわけにはいきません。

診断された数日〜数週間は現実を受け入れられなくて悩み、葛藤し、自暴自棄になり気が立ってサポートしてくれるはずの家族や友人・スタッフに当たり散らすのはごく自然で人間らしい行動です。人間は誰しもがんという病に侵される可能性を持って生れます。それが人よりも早いか遅いか、寿命よりも早いか遅いかの問題です。現代人の寿命が延びれば延びるだけ、寿命よりも病魔に侵される人が多くなります。

今、自分が病魔に侵されたと解った現実こそが運が良かったと思えるときがくるように前に一歩踏み出しましょう。

まず、病気をきちんと治療してくれる病院を見つけることから始めて、口コミや人気、評判を参考に有名な病院で自分に合った専門医を探しましょう。次に始めなければならないのが精神面のケアになります。精神面のケアは自分自身でも出来る対抗手段のひとつで、これからの人生にとってとても大切なターニングポイントです。

地域ごとに同じ病気で悩んでいる人たちと悩みを聞きあったり、苦労を分かち合ったりするサークルや集まりがあります。また、地域や病院によってはがんに関する知識を付けてもらおうとそれぞれの講座を開催しているところもあります。

目の前の敵に対して確固たる姿勢を見せつけてやりましょう。