膵臓がんになったら 〜癌治療・がん保険・ガン検診〜

膵臓がんとは何か?まずは知識を深めよう

膵臓がんと診断されたからといって愕然としたまま過ごすわけにはいきません。

まずは膵臓癌に関する知識を深めて、自分の中がどういった状態なのか、どうなるのか、どうすればいいのかを理解するところから始めましょう。そうすると自ずと何をしなければならないのかが見えてくるはずです。サポートをする周りの家族の方も一緒に知識を深められればより一層、生活に安定感が出るでしょう。

▼ 膵臓がんとは ▼

膵臓とは胃の後ろ側に位置し、長さ20p程の臓器です。
膵臓は消化液(外分泌)を作り、血糖を調節するホルモン(内分泌)を作る臓器です。
膵臓がつくる消化液は膵液と呼びます。

膵臓にできる癌の9割は外分泌を作る細胞、特に膵液を運ぶ膵管の細胞にて起こります。
そのため、それを特に膵管がんといい、通常、膵臓がんといえばこの膵管ガンを意味します。

▼ 発症率・再発率・生存率・リスク要因 ▼

  発症率  
人口10万人あたりの罹患率はほぼ10人に起こると言われています。

  年齢別の発症率  
60歳から急増し、高齢になるほど発症率は高くなります。

  地域分布  
日本人の膵臓癌発症率は国際的にも高レベルにあり、特に北日本での死亡率が高い傾向にあります。

  リスク要因  
◆喫煙
◆脂肪分の多い食事
◆多量の肉摂取
◆排気ガス

  期待される予防効果  
◆野菜・果物の摂取による予防効果が期待され、注目されています。


現在、確率されているリスク要因は喫煙のみ。
その他は、現在「リスク要因の恐れがある」とされています。

▼ 放射線リスク・関連性について ▼

放射線照射における発がん性へのリスク要因は、以前から懸念されていました。
診断用エックス線は、人工的である放射線源としては最も線量の大きいもので、
世界平均の年間被ばく線量の15%を占めると言われていて、
診断用エックス線による発がんリスクはこれまでも問題視されてきました。
ただ、被ばく量や癌の部位・進行状態ごとの詳細な関連性のデータはなく、
あくまで「リスク要因の1つ」として挙げられるものです。

2011年に日本で起こった放射能漏れ事故に伴い、放射線と発がんリスクについてが問題視されています。
ここでは、診断用エックス線を調査対象とした全世界のリスク要因データを基に記述しております。
具体的な数字やデータに責任の追えるものではありませんが、参考程度と考えて頂ければ幸いです。

診断用エックス線による75歳までの発がん累積リスクの推定値は、世界平均は約3%と言われています。
この数字は、先進15カ国を抜粋し計算されていて、被ばく頻度によりその推定値は大きく変動が予想されます。
リスク要因が高い数字で示された癌は男性では膀胱がん、大腸がんと白血病の順。
女性では大腸がん、肺がん、乳がんの順となっています。

初期症状・症状について

腹痛、黄疸、食欲不振、体重減少、尿の色が濃くなる

最新の診断方法

  超音波撮影  
超音波により膵臓を直接観察します。
その後、膵臓癌の疑いがあるときには、X線CTやMRIを用いて検査を行います。

  ERCP  
内視鏡を胃カメラのようにして十二指腸まで運び、膵管と胆管の出口に細い管を差し込みます。
そこから造影剤を注入して膵管や胆管の形を調べる検査です。
MRIを利用し、ERCPと同じような情報を得ることが可能なMRCPという技術も普及しつつあります。

膵臓ガンに対抗するための治療法・抗がん剤

膵臓(すいぞう)がんを治療するための最新医療。

治療方法は大きく外科療法・放射線療法・化学療法とがあります。
外科療法・放射線療法は「局所療法」と呼ばれ治療を行った部分にだけ効果が期待でき、
薬物療法では「全身療法」としての効果が期待されます。

▼ 外科療法 ▼

がん細胞の組織を含めた周りの正常組織も同時に切除するのが一般的です。
がん細胞のある部位により処置箇所は異なります。
膵臓癌治療においては、最も有効とされる治療方法です。

又、癌細胞そのものを切除不可能な場合でも、食事がとれなくなるのを防ぐために
胃と小腸へのバイパスや、黄疸を出なくする胆管と小腸のバイパス手術を行うケースもあります。

▼ 放射線療法 ▼

身体の外から放射線を照射する外照射を行うケースがほとんどです。
が、手術中に腹部の中だけに放射線を照射する術中照射という方法もあります。

また、抗がん剤と併用して放射線療法を行う場合もあり(化学放射線療法)、
通常X線が用いられています。

▼ 薬物療法 ▼

薬物療法では多かれ少なかれ副作用が想定されます。
副作用は人により症状の重さ・軽さなどが違ってきます。
薬物療法は副作用が起こる個人差の大きい治療法ですので、十分な説明を受け、知識を深めることも大切です。

▼ その他 ▼

膵臓癌は痛みや嘔気の症状を伴う場合もが多く、これらの症状緩和の為緩和治療が行わる場合もあります。

膵臓がんになったら

膵臓がんと診断されたからといって愕然としたまま過ごすわけにはいきません。

診断された数日〜数週間は現実を受け入れられなくて悩み、葛藤し、自暴自棄になり気が立ってサポートしてくれるはずの家族や友人・スタッフに当たり散らすのはごく自然で人間らしい行動です。人間は誰しもがんという病に侵される可能性を持って生れます。それが人よりも早いか遅いか、寿命よりも早いか遅いかの問題です。現代人の寿命が延びれば延びるだけ、寿命よりも病魔に侵される人が多くなります。

今、自分が病魔に侵されたと解った現実こそが運が良かったと思えるときがくるように前に一歩踏み出しましょう。

まず、病気をきちんと治療してくれる病院を見つけることから始めて、口コミや人気、評判を参考に有名な病院で自分に合った専門医を探しましょう。次に始めなければならないのが精神面のケアになります。精神面のケアは自分自身でも出来る対抗手段のひとつで、これからの人生にとってとても大切なターニングポイントです。

地域ごとに同じ病気で悩んでいる人たちと悩みを聞きあったり、苦労を分かち合ったりするサークルや集まりがあります。また、地域や病院によってはがんに関する知識を付けてもらおうとそれぞれの講座を開催しているところもあります。

目の前の敵に対して確固たる姿勢を見せつけてやりましょう。