前立腺がんになったら 〜癌治療・がん保険・ガン検診〜

前立腺とは何か?まずは知識を深めよう

前立腺がんと診断されたからといって愕然としたまま過ごすわけにはいきません。

まずは前立腺癌に関する知識を深めて、自分の中がどういった状態なのか、どうなるのか、どうすればいいのかを理解するところから始めましょう。そうすると自ずと何をしなければならないのかが見えてくるはずです。サポートをする周りの家族の方も一緒に知識を深められればより一層、生活に安定感が出るでしょう。

▼ 前立腺がんとは ▼

前立腺は男性のみにある臓器のため、男性特有の病気です。
又、年をとるごとに発症率が高くなる癌としても知られています。

▼ 発症率・再発率・生存率・リスク要因 ▼

  発症率  
日本人男性の発症率は20%

  年齢別の発症率  
60歳代から発症率は急増します。

  地域分布  
アメリカ黒人に最も多いと言われています。

  リスク要因  
◆高齢
◆食品:脂質、乳製品
◆人種(黒人)
◆家族歴

  期待される予防効果  
◆食事:野菜・果物、イソフラボン等が予防効果を期待され、注目されています。


現在、調査が進められているリスク要因として、喫煙が挙げられています。

▼ 放射線リスク・関連性について ▼

放射線照射における発がん性へのリスク要因は、以前から懸念されていました。
診断用エックス線は、人工的である放射線源としては最も線量の大きいもので、
世界平均の年間被ばく線量の15%を占めると言われていて、
診断用エックス線による発がんリスクはこれまでも問題視されてきました。
ただ、被ばく量や癌の部位・進行状態ごとの詳細な関連性のデータはなく、
あくまで「リスク要因の1つ」として挙げられるものです。

2011年に日本で起こった放射能漏れ事故に伴い、放射線と発がんリスクについてが問題視されています。
ここでは、診断用エックス線を調査対象とした全世界のリスク要因データを基に記述しております。
具体的な数字やデータに責任の追えるものではありませんが、参考程度と考えて頂ければ幸いです。

診断用エックス線による75歳までの発がん累積リスクの推定値は、世界平均は約3%と言われています。
この数字は、先進15カ国を抜粋し計算されていて、被ばく頻度によりその推定値は大きく変動が予想されます。
リスク要因が高い数字で示された癌は男性では膀胱がん、大腸がんと白血病の順。
女性では大腸がん、肺がん、乳がんの順となっています。

初期症状・症状について

  前立腺肥大症による症状  
前立腺ガンの初期症状は特にありません。
前立腺肥大による起こる自覚症状として
◆排尿困難
◆頻尿
◆残尿感
◆夜間多尿
◆尿意切迫(排尿感を感じると、トイレまで我慢できなくなる状態)
◆下腹部の不快感

  転移による症状  
◆骨転移:腰、背中、肩の痛み取れない・持続する、あるいは病的骨折を起こす。
◆肺転移:咳が出たり、息をするのが苦しくなる。

最新の診断方法

  腫瘍マーカー  
腫瘍マーカーとは、癌によって特徴的な物質を産生するものの事。
前立腺ガンの腫瘍マーカーは前立腺特異抗原(PSAピーエスエー)とよばれ、採血により検査可能です。

前立腺がんに対抗するための治療法・抗がん剤

前立腺がんを治療するための最新医療。

治療方法は大きく外科療法・放射線療法・内分泌療法とがあります。 外科療法・放射線療法は「局所療法」と呼ばれ治療を行った部分にだけ効果が期待でき、
薬物療法では「全身療法」としての効果が期待されます。

▼ 外科療法 ▼

ガン細胞の組織を含めた周りの正常組織も同時に切除するのが一般的です。
ガン細胞のある部位により処置箇所は異なります。
最新の治療法では、術後1週間での退院も可能となっています。

前立腺、精嚢を摘出し尿道と膀胱を吻合する方法が主ですが、
副作用として尿失禁と性機能障害(射精不可、勃起障害)の問題が起こります。

▼ 放射線療法 ▼

放射線にはガン細胞を死滅させる効果があり、癌組織を破壊させるのに有効です。
又、放射線治療では放射線照射をした部位にだけ効果があるという有用性があります。

▼ 内分泌療法 ▼

  ホルモン療法  
前立腺ガンは男性ホルモンに影響を受ける病気です。
そのため、男性ホルモンを作る精巣の外科的除去、あるいは注射により精巣の動きを遮断します。

◆副作用は、急な発汗、のぼせやすくなる、乳房の痛み、まれに心不全や脳梗塞。

  抗がん剤  
これまでは、前立腺癌に対しては抗がん剤は有効でないとも言われていました。
現在ではドセタキセルという新しい抗がん剤治療薬が開発されており、有用性が期待されています。

▼ 待機療法 ▼

比較的大人しい癌に対して、治療を行わなくても余命に影響がないと判断される場合、
特に治療を行わず放置する方法です。
当然副作用などのリスクが激減しますが、「癌を治療をしない」という状態に対して
逆に極度のストレスを感じる人も少なからずいます。
そのような人には不向きな療法と言えるでしょう。

前立腺がんになったら

前立腺がんと診断されたからといって愕然としたまま過ごすわけにはいきません。

診断された数日〜数週間は現実を受け入れられなくて悩み、葛藤し、自暴自棄になり気が立ってサポートしてくれるはずの家族や友人・スタッフに当たり散らすのはごく自然で人間らしい行動です。人間は誰しもがんという病に侵される可能性を持って生れます。それが人よりも早いか遅いか、寿命よりも早いか遅いかの問題です。現代人の寿命が延びれば延びるだけ、寿命よりも病魔に侵される人が多くなります。

今、自分が病魔に侵されたと解った現実こそが運が良かったと思えるときがくるように前に一歩踏み出しましょう。

まず、病気をきちんと治療してくれる病院を見つけることから始めて、口コミや人気、評判を参考に有名な病院で自分に合った専門医を探しましょう。次に始めなければならないのが精神面のケアになります。精神面のケアは自分自身でも出来る対抗手段のひとつで、これからの人生にとってとても大切なターニングポイントです。

地域ごとに同じ病気で悩んでいる人たちと悩みを聞きあったり、苦労を分かち合ったりするサークルや集まりがあります。また、地域や病院によってはがんに関する知識を付けてもらおうとそれぞれの講座を開催しているところもあります。

目の前の敵に対して確固たる姿勢を見せつけてやりましょう。